センチメンタル夢遊病

音楽とか、たまに映画とか。思ったことや日記。別のアカウントでもう1個別のはてなブログを書いています。

×と〇と罪と

もう発売されてから大分経つRADWIMPSのアルバムですが。
今聴きながら、改めて、「2013年の一枚」と呼ぶべきにふさわしいな、と本当に思う。

ヴォーカルが、恋人とよりを戻した、とか、もうほんとうにどうでもいいんですよね。
あの女優みたいな笑い方がしたいくらい、あの女優が嫌いなんですよね。
それこそトリスのハイボールか、あれを片手に持って下品にけたけた笑いたい。

野田さんとは一切関係なくって、あの女優が大嫌いです。これは、完全に私の好みです。


多分、久しぶりのステージが、CDJだったと思うんですけど。
やっぱり圧巻のステージだったらしく、知人が、思わず涙が出たと言っていた。


「DARMA GRAND PRIX」、これが好きだって言う人が周りに何人か居て。

私は、本当に色々なことを考えると、自分がこの曲を好きだと言うのは
凄く悪趣味だなと思うし、でもだからこそなのかな―――
「実況中継」が凄く好き、と言うか、病みつきになる。

この、「DARMA~」、「実況中継」、とかは、割と、体が熱を出してる状態、
膿を出してる状態の曲ですよね。
毒素を体から出す感じ。
まあ、高熱を出した後、風邪だったりインフルだったりは治っていくし、
ものもらいも膿がどばーって出たら治るんですけど。

曲に関しては、毒素の持ち主の体が治ってるかどうかは謎ですね。

その毒素系だと、「実況中継」が一番好きです。

SSTVと言うのを、高校卒業してすぐ契約して。
アルバムが出る前に、「ラストバージン」のビデオを見て、ああなんだこれは。
と思って涙が止まらなかった。
そう言うバンドなんだよね、私の中では。
そう言う相反する部分を持ったバンドなんです。
物凄く狂気に近い憎しみとか憎悪、それと、どうして?って言いたくなるくらい
純粋なものを持っているバンドなんです。


「五月の蝿」この曲が、その某女優にあてた歌だっていうのは、本当なんですか。
どっかのインタヴューで書いた本人が言ってたんですか。
インタヴュー読んでみよう。数冊買ったはずだから。
(脱線するけど、今の私みたいな生活を送っていると、文章を読むって言う
集中力が本当になくなってくるんですよね、ほんとうに。読めないんですよね、
途中で凄く疲れて。買うは買うけど、読まずに溜まっていくばかりだ)

もしほんとうなら、www←これ、多用してる場合じゃないと思うんですけどね。
凄いことだよ、個人の憎しみと憎悪が一つの歌になって、あんな狂気そのもの
みたいな歌詞を書いて、それを、野田さん以外の三人も含めてRADWIMPSの曲として
世に出して、演奏するってすごいことだと思うんだけどなあ。


私の妹が、(彼女とは音楽含め、本当に大事なものを色々共有しているのだが)
「野田さんは、手負いの獣の様だ、」と。ああ本当にそうだ、と思いました。


RADWIMPSって言うバンドは、ちょうど私が高校生の頃に、「有心論」と言うので
有名になって。
今でも、高校生から支持を集めているって言うのは凄いですよね。
私が高校生の頃は、wimperなんて言葉とか、まずそう言った思考回路とかがなかったから、
本当に時代って面白い。
彼らがこのアルバムを聞いてどんなことを思ってるのか、気になります。
嫌味も含めて、どうしてライブとかって、仮装大会みたいなお祭りと化したのか。
「90年代に生まれたかった」って、捻くれてるおばさんにはどうも分からないのです。

彼らとは地元が一緒なので、大分前の日記に出てくる、非常にローカルな地名が、
普通に分かる。

今では音楽雑誌「JAPAN」の名物、二万字が三万字になることは珍しくないですけど、
私が初めて「三万字」って書いてあるのを見たのは野田さんの時だったので、色々衝撃でした。
内容は、編集後記とかでも、「衝撃的だ衝撃的だ」ってなっているんだけど、読み終えても、
訳が分からなくて、感想が持てなかった。
今思えば、衝撃的だったんでしょうね。咀嚼できなかったんだと思う。

んーほんとうに凄いアルバムだ。
天才と言うのはこういう人のことを言うのかと思います。

あと、私は全くのど素人だがRADメンバーの演奏技術が非常に
高度なのは私でも分かります。